有罪モラトリアム

明日のことはわかりません

お前に刺され、君には届くな。

追記あります


うち、今日誕生日やねん。
23歳まで生きるつもりなんてさらさらなかったのに生き残ってしまってん。
ほんで、誕生日当日やのにめっちゃ死にたいねん。


はい。


でも、そういうものなのかなって思った。
この前友達が誕生日だったとき
「自分が23歳になるなんか思ってなかった」
「なんならハタチになるとも思ってなかった」
って言ってたし。
今日家まで来てくれたお母さんも、
「誕生日前日はなんか落ち込む。誕生日って楽しいはずなのになんか暗くなるんだよなぁ」
って。


もしかしてみんな意外とそうだったりする?
もしかして生きてるみんな意外にもう死にたかったりする?
死にたいなーって気持ちを抱えながらもそれを上手く薄めて飲み込んでたりする?


もしそうなら、全然知らなかったな。
みんな生きるのうまいね。



いろんな友達がメッセージをくれて嬉しかった。観劇つながりでツイッターで仲良くなった人にも祝ってもらって、インターネットがあって良かったなあと思った。
今まさに実家のおばあちゃんからも電話がきた。ありがとう電話回線。

 

僕は、死ぬまでインターネットをやめないぞ!

インターネット葬 / アーバンギャルド

 

そのなかで、わたしを鬱病へと追い込んだ最後の人間といっても過言ではない女:中学校時代の(元)親友からもメッセージがきた。


去年の夏、大学院のストレスと孤独感で文字通り鬱々としていたなか『そんな情け無い自分を見せたくない』『でも誰かに話を聞いてほしい、助けてほしい』と思ってご飯に誘ったのが彼女でした。中学校のとき、唯一この子とは感性が同じで価値観も合っているなと信じられた人間だったので。


「つらいことで毎日苦しい。学校に行っても何もできない、それがまた虚しい」
「誰かに話したい。聞いてほしい」
と懇願したわたしに彼女は言い放ったのです。


「今、嫌なことばかり考えているのは暇だから。学生で時間があるから。
働きはじめたら毎日が忙しくてそんなこと考えていられないよ」

 

さらに。


「あなたには中学校時代に恩があるし、話聞いてあげたいと思ってる。でも私にも仕事があるし私にだってつらいことがある。
だからあなたが相談するなら私の話も聞いて」

 



言ってることは分かるけど理解ができない。

 


友情はギブアンドテイクなのか?


「中学校時代に恩がある」=
彼女いわく、中学のクラスに馴染めないでいた自分と一緒にいてくれたことなど。
「相談してもいいけど私の話も聞いて」=
これほんと何て表現したらいいか分からないけど、確実に分かるのは当時鬱病ギリギリでボロボロの人間にいう言葉ではない。
よくよく思い返すと、彼女は常に対価を求めていた。男友達が多いけど、男の子のほうが話しやすいの?って話題になったとき
「うん、だって男の子はだいたい身体目当てじゃん」
"身体を提供するから、その代わりわたしの身の上話を聞いてね"
という考え方だったみたい。


…賛否両論あると思うけど、とにかく彼女の言葉に追い詰められてわたしはその後精神科に通うことになったし(それで良いのか悪いのか。)わたしのなかで親友ではなくなった。


その子から「誕生日おめでとう」のメッセージが来た。相変わらずなことに、おめでとうだけじゃなく自分の不幸話も添えてあった。胃腸炎になったらしい。可哀想に。


どう返信すべきか迷った!
・既読無視→

のちのちまた愚痴愚痴言われそう
・ODした空ビンと腕のギロの写真添付して「お前のせいでこうなっとんねん」て言う→

いや大人気なさすぎか。(笑)


てことで、当たり障りなく

『ありがとー。お大事に!』
と返信しました。わたし、大人!(キラキラ)
だって23歳になったもの ♪
成長ですね ♪

 


… … …

 


わたしのブログの内容、リストカットの傷、ODした薬のゴミの山、死にたいという言葉、寂しいという気持ち  それら全部、届いてほしくない人たちに届いてしまっている気がする。
ブログを読んで泣いてくれて、連絡してきてくれた友達。そばにいたのに気付かなくてごめんねって謝らなくてもいいのに謝ってくれた友達。
そんな優しいひとたちには届いてしまう。
好きだった人とか、わたしのことを尊敬してくれてた人にこんな情け無い姿見せたくないのに知られてしまう。


本当に知ってほしいような、わたしを1人にした母親とか元大学の先生とか先輩とか大学院の同期とか、そんな人間たちには届かないな。
お前らに刺さってくれと祈ってるんだよ。本当は。


世界はそんなに上手く回らないようにできている。
恨んだ相手への当てつけのように自傷するのはやめましょう。自殺するのはやめましょう。
意図せぬ相手を悲しませてしまうのは虚しいだけなので。

 


生き残っちゃったな。
まあ、でも苺のケーキ食べられたからいっか。

 

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じゃあね、ありがとね。

 


!追記!


これ書いたあとパパと電話してから読み返したら「何を自分(自分)、調子乗ってんねん!怒 怒 」てなったから書き足すわ。


ほんまに!

自分を傷つけた人のことよりも、自分に優しくしてくれた人のことを考えなあかん。


パパに「お誕生日おめでとうは?笑」って聞いたら、もう酔っ払ってたんですけど


「お誕生日おめでとう。てん(名前)ちゃんが生きとってくれてよかったわ」


って言われて泣いてしまった。
ここ半年パパに心配かけてばっかりだったし死にたいって言ったら電話口で怒鳴られたこともあったし。本当に心配かけてたんだなーって思った。
『あんたがおるけんパパも生きとれるんよ』
そんな漫画みたいな言葉いえるひとおるか。


ツイッターでも自殺するみたいなことばっかり言ってたから
「23歳迎えてくれてよかったよ」
って言ってくれる友達もいたし。


ほんまに、そういう人のことを大切にしないと。心配かけさせたらダメよ。


ありがとう、届きますように。