有罪モラトリアム

明日のことはわかりません

ダイ舞!!の感想と人生における選択肢

 

タイトルが軽いのか重いのか謎。(笑)

 

10月7日、DIVE!!ステージに行ってきました。

森絵都原作の小説を舞台化した 飛び込み競技に打ち込む少年たちのお話。


めっっちゃ良かった。

 

「ダイ舞、なんで見いへんかったん?観に行ったらよかったのになあ。なあ〜?」


ってカテコで座長さんが言ってた(笑)

 

正直先週の舞台(リボステ)よりも良くて、満足度高い。

 

DIVE!!って小説原作でメディア展開もたくさんしてるけど小説も漫画もアニメも見たことなくて、推してる俳優さんもあんまりいない(杉江くんと牧島くん知ってるな〜)くらいの舞台だけど、10月初週とか絶対学校はじまって辛い時期やん!!って思ってチケット取った舞台だった。

 

つまり暇つぶし?というか心の平穏保つためのつなぎみたいなものだったけど、予想以上に楽しめた!

行く前…
飛び込み競技…?てことは全員水着?それって海パン?どゆこと!?」
って友達と話してたんだけど、まあほぼ全員が全員海パンだったし2時間30分の半分以上は海パン一丁だったかも!?(海パンon上半身ジャージも含め)みんなめっちゃ鍛えてた…
そしてすね毛がなかった…笑

でも、でも?海パン一丁が気にならないくらいストーリーにのめり込める良い舞台でした!

 

まず、普通にストーリーが面白い。原作小説のおかげなんだろうね。森絵都ってめっちゃいい小説書くじゃん。カラフルの人でしょ?
だからキャラクターひとりひとりの気持ちとか痛いくらい伝わるし、台詞がグッとくるものばっかりだった。
あと、「オリンピックに出ることを目標にしてる人間の苦悩」と「スポーツ会における運営の問題」などなどを上手く盛り込んであって面白かった。最近スポーツ関連の運営問題はトレンドだったしね(笑)

さらに演出も上手だった。リボステでさ、演出無理すぎ(笑)って思ったあとだったからなおさらよかった。飛び込み競技どうやって表現するのかな?と思ったけど、パフォーマーさんと俳優さんと照明さんが上手く掛け合ってて違和感なく見れた。普通に俳優さんみんなバク宙?やってるし!!!すごくない?下にトランポリン敷いてるとはいえすごいよ。みんな怪我なく終えられそうで良かったよね。


---ここから俳優さんの話なので興味ない人はすっ飛ばして〜〜!---


まきしまむ(牧島輝さん)の役がめちゃくちゃ良かった。まきしまむカッコよかったー!!!!エーステで真澄やってるときはなんか違う…って思ってしまったんだけど、今回の役ビジュアルもふくめてめちゃくちゃカッコよかったのよ……!!!まきしまむ明るい髪色のほうが似合うと思う。あと、身体めっちゃ鍛えててすごかったよ。逆三角形▽のキレ〜な筋肉の身体だった。
杉江くんメサイアぶりに見た♡相変わらず顔がちょー好き。かんわいい顔してるよね。でも役が結構荒々しめ?の感じでちょいかがみいつき感があって懐かしうれしかった。メサイア来月観に行きます。杉江くんほっせえ〜〜!メサイアのときも思ったけど脚出すとなおのこと細い。
あと杉江くんてやっぱり化粧映えするから舞台メインでどんどん活動してほしいなって勝手に思ってる〜。顔が好き。

『徳島マーレ』ってクラブ所属の役の人が出てきて、徳島出身だからなんとなく注目してたんだけど好きなタイプの役柄で俳優さんだった!!パンフ買って名前見直してみたら瀬戸祐介さん?テニミュで鳳やってたらしい。今じゃないよね…?
てか大体のキャストさんがテニミュ通っててやっぱりすごいな〜と思った。1月たのしみ。

 

---ここまで---

 

「人生をスポーツに懸けている人間の苦悩」
っていうのが刺さった。
わたしは人生に何かひとつのことを懸けてはいないんだけど、小学校と中学のとき卓球やってて、そこで5歳から卓球にすべて注いできました!っていう子と一緒に練習してたんだよね。その子はやっぱり卓球のために何もかも捧げてて、365日毎日練習で服はジャージと練習着と制服しか持ってない。とかだった。
オリンピック選手も一緒だよね。石川佳純ちゃんもテレビ出たとき同じようなこと言ってた。友達も旅行も何もかもやめて、スポーツに懸けてる。羽生結弦くんとかも同じような感じだろうなあ。

 

主人公の知也くんはまずそのこととの葛藤があったんだよ。双子の弟がクラスメイトたちと遊ぶ約束してるのとか旅行するのを横目にそれら全部断って飛び込み競技の練習してた。挙句の果てには付き合ってた彼女まで弟に取られちゃう。
それでも「飛び込みやりたい!」っていう台詞があって。

 

「弟は俺にないものを持っててそれが羨ましかった。俺は、友達とか遊びとか憧れてたものを全部諦める……──じゃなくて、それを超える!!!」

 

つって(台詞うろ覚えでごめんね)真剣に競技に向き合っていく。

そのシーンが一番心に刺さった。

 

『私たちは何でも選ぶことができる。
選ばなかったほうの可能性を断ちながら』

 

っていう言葉がわたしの頭の中にずっと残ってて(これ何の言葉なの?アニメの台詞?誰かのツイート?)

 

人生は自由で、人にはいくつもの選択肢があるけれどその中からひとつしか選ぶことができない。そのとき、選ばなかった方の将来を考えずにはいられないよね。後悔せずにはいられない。(「たくさん後悔するぞ」っていうのもテーマのひとつだった。)それでも、自分が選んだ道を信じて進んでいけるのはすごくカッコいいなあ、と思った。

 

わたしはフィクションを自分に重ねちゃう人間だからそのことを自分に置き換えて
今、わたしも選択肢と向き合わなきゃいけないと思った。
去年周りのみんなが就活してるときに「わたしもみんなみたいに大手企業に受かって生活も省みずバリバリ働くぞ!」って思ってた。
超カッコいいキャリアウーマンになるぞ!とか思ってた(笑)
でも自分のキャパシティ的に、特に精神面でそれは不可能かもしれないって気付きはじめている。
それに今、選んでる選択肢(学校に行かないこと、休学すること)以外のことを考えずにはいられない。
「もっとちゃんと学校行けたら良い成績とれるだろうなあ」
「成績よかったら奨学金も取れたな」
「研究頑張ったら論文書いて大きい学会で発表とかできたかなあ」
「そうしたら就活もうまくいくのかな」
とか、思っちゃうよね。
まあまだ未来のことだから分からないんだけど。『未来の不安を払拭できるのは現在の努力のみ』で、今の私には現在の努力が出来てないからなー。

でも選ばなかった方の可能性を考えることは無意味で、今自分がやりたいことをやるしかないしやればいいんだと思う。三好一成もこないだの主演公演で言ってた。
仲良しの中国人も言ってた「今自分が好きなことだけ、やりたいことだけやればいいよ。それを続けていればきっと将来につながっていくから」って。

 

人間は何にでもなれるけど、何にもなれない。
人は何でも選ぶことができるけど、選ばなかった方の可能性は断たなければならない。

 

わたしはこうやって思うんだよね。
異論は全然あると思うから、もっといろんな人の話も聞いてみたいな。

 

さて、そろそろ終わりです。
ダイ舞の感想だったのに途中から重くなっちゃったな(笑)
楽しかった〜!予定外にパンフレット買っちゃったもん!まきしまむのブロマイド買おうかと思ったけどそれは耐えた。(耐えた?)
原作も読みたいなと思った。クオリティ高いと思ったから原作ファンも満足の舞台だったのでは?

何の気もなしに行った舞台だったけど楽しめてよかったです。チケット取ってくれた数ヶ月前のわたし、ありがとね。
やっぱり観劇大好き〜。

(観劇用ブログ作るやり方がめんどくさくてこっちに載せちゃった(笑)ので、そっちのブログができたらこの記事はいつか消します。)

 

じゃね!ちなみに昨日は文ステで次は順調に行けばタイタニック?かな。
また書けたら書くね〜!

おわり。